2008年12月29日

屋久島旅行記③

間があいてしまいましたが、屋久島旅行の最後の報告です。

今回の旅のメインはやっぱり登山☆
せっかくなので屋久島の南から北まで歩き通し、更に山で4日位ゆっくりしたいという想いがあったので、3泊4日の縦走登山をしました!

スタートは屋久島の南側の尾之間からです。
尾之間自然歩道という名前が付いている道を登ったのですが、ここは自然歩道ではなかった・・・。
おもいっきり登山道でしたよ、それも長い長いアップダウンの繰り返し。
海抜0mから1500mまで登るのは、お酒をたくさん担ぎ上げている初日にはキツ過ぎましたw

豆腐岩.jpg          トーフ岩(高盤岳)

奇岩.jpg          屋久島には奇岩がいっぱいです。稜線に出たら面白い♪




夜は淀川小屋に泊まり、次の日は日本最南端にある高層湿原の花之江河(はなのえご)を通って宮之浦岳山頂へ。
ポカポカ陽気で暖かく、山頂昼寝が1時間半(笑)

花之江河.jpg         朝はマイナス気温だったので木道が悲惨なほど滑りました。。

永田岳.jpg         宮之浦岳山頂から見た永田岳




その後、新高塚小屋に行こうかと思いましたが、山を見ながら眠りにつきたかったので岩屋にツェルトを張ってビバーク。山を望みながらのお酒は美味しかったです☆
夜中の強風にはやられましたが・・・。。

  岩屋から見た夕日

宮之浦岳日没.jpg  日没直後の宮之浦岳

宮之浦岳(朝日).jpg  朝焼けの宮之浦岳




3日目はのんびり高塚小屋まで行き、縄文杉などの散策。
雨が降ってきたので、早目に小屋に戻って疲れを癒しました。

縄文杉1.jpg
縄文杉2.jpgやっぱり大きかったですね。雨の中でもツアー登山のお客さんがたくさん来てました!個人的には人のいない時間帯にのんびりボーっとしているのが気持ち良かったです。



最終日はマニアックな道で帰ろうと思いましたが濃霧が酷かったので、白谷雲水峡に下りて、そこから楠川歩道と言う歴史のある道を通って海岸線まで下りました。

そして最後の夜は美味しいお酒と肴で乾杯!
屋久島滞在中にお世話になった花皐月という宿は料理屋もやっているので、そこで美味しいご馳走に舌鼓です♪(滞在中も夜は毎日通いました)

花皐月さん→http://www2.ocn.ne.jp/~hanastk/gif/yasu.gif

花皐月・刺盛.jpg         首折れサバの刺身は絶品。

伊勢海老.jpg         半生の伊勢海老☆ミソと一緒に召し上がれ。

屋久島・花皐月.jpg  屋久島の焼酎・三岳は最高に美味しかったです!!



1週間の屋久島生活。自然も出会った人達も素晴らしかったです。
やっぱり旅は良いもんですね☆

自分が住んでいる所以外を旅すると、他の場所の素晴らしさや、自分がいる場所の素晴らしさを感じます。長い休みを頂いて経験してきた事は、私自身のガイドに生きてくると思います。
とても良いオフ期間でした!

by にわっち

2008年12月25日

屋久島旅行記②

屋久島旅行の3日目は白谷雲水峡へ。

ここは『コケの世界』という感じでした。
標高によって自然の様相は変わります。

この日は快晴、無風、朝が冷え込んだ天候で、湿度の高い森の中を歩くと、息がモヤーっと白く広がり、幻想的な空間が広がっていました。

日差しがコケの森を照らしていて、すごくキレイでした♪

白谷雲水峡.jpg太陽の光がスポットライトの様。一瞬、心を奪われました。

もののけの森.jpgここは通称『もののけ姫の森』と呼ばれる場所。映画のイメージにもなった森です。
でも最近の話ですが、勝手に名前を使うのはNGという事で看板は撤去されたみたいです。
話題先行でネーミングされ、この場所だけに人が入りすぎて荒廃も進んでいたので良かったと思います。

さて、屋久島日記はあと一回で終了です。
今回の旅のメインの山日記☆
3泊4日の屋久島・南から北までの縦走登山でした~酒が重かった(笑)

by にわっち


2008年12月23日

屋久島旅行記①

12月8日~15日まで、屋久島へ行ってました。
グリーンウッドワークの研修を終えて、飛行機で鹿児島へ。
そしてフェリーで念願の屋久島に到着です。

最初の二日間はYNACさん(屋久島野外活動総合センター)のツアーに参加して、西部林道とヤクスギランドを散策して来ました。
YNACさんのHP→http://www.ynac.com/

まず、森を歩いて感じた第一印象は、森の雰囲気が違う事。
北の森で育ち、生活してきた私にとって南方系の自然はとても新鮮に感じます。
屋久島は植生の垂直分布が面白く、亜熱帯から森林限界まで、ひとつの島・山で持っています。
海抜0mから九州の最高峰の宮之浦岳の1935mまで、標高によって植生が変わっていくのが見れます。

よく縄文杉だけが取り沙汰されますが、実は巨木の杉だけではなく、森の姿の移り変わりや、地質、海洋生物、歴史、文化など、屋久島は面白い事がいっぱいです。
この様な話は、やはりガイドツアーに参加するのが一番ですね。
森を案内してくれたガイドさんは、知識もものすごく詳しいですし、ガイドの仕方も素晴らしかったです。
とても勉強になりました☆北海道に関係のある方もいたので、マイナーな話も出来ました(笑)


西部林道は亜熱帯、照葉樹林の植生。
ヤクスギランドは苔生した森の雰囲気。

北の森と比較しながらの森歩きは、ガイドをする上での勉強でした。
二日目は雨が降っていて、樹上のコケから滴ってくる水滴が印象的。
屋久島の森は雨が似合います。東北のブナ林を歩く時も同じ気持ちになります。
雨の森も良いな~って。

さて、それではいくつか写真で説明。二日間はガイドの方との話しに夢中であまり写真は撮れませんでしたが。。

ガジュマル.jpg西部林道付近のガジュマルの森。元々あった木を飲み込んでしまい、なかは空洞です。根の伸ばし方がすごく、「よくここまで大きくなってるな~と」関心です。

ヤクザル.jpg屋久島に生息する哺乳類のヤクザルです。調査で餌付けならぬ人付けがされており、人間とは良い距離感を保っています。

看板.jpg江戸時代、屋久島は米ではなく屋久杉を年貢の換わりに納めていました。
屋久島の杉は厳しい自然環境の下で生育している為、光合成で得たエネルギーのほとんどを自衛機能に費やしているらしいです。ですから腐りづらい性質を持っており、昔から質の高い材として重宝されていました。


ヤクスギランド1.jpgヤクスギランド2.jpgヤクスギランドの苔生した雰囲気は独特です。
奥入瀬渓流もコケの種類が多いですが、屋久島は亜熱帯系のコケもあって微妙に面白いです。

次回は屋久島での山歩きの事を書きます。お楽しみに!


ちょっと前まで、暖かい所にいたのに、今の十和田はこんな感じです↓

DSC_0534.jpg一日で40cm位積もりました!いきなりの除雪は腰が・・・(笑)

by にわっち








2008年12月21日

久々の青森

ガイドのにわっちです。

11月のオフシーズンを利用し、旅や色々な研修に参加して一ヶ月ぶりに戻ってきました!
とても良い経験をしてきて、一回り大きくなってきた気がします。体も美味しいものを食べ過ぎていたので大きくなりましたが(笑)
明日から、屋久島での旅についてなど、少しずつアップしていきますね。

十和田は本日の夕方から本格的に雪が降ってきました!
ようやく12月らしく、冬景色になるかな?早く滑りたいです☆

by にわっち

2008年12月15日

グリーンウッドワーク研修その六

あっという間に一週間の研修も終わってしまいました。
ナイフの扱い方や構造、木を見ること、スプーンを作る難しさと色々勉強になりましたし、何よりとても楽しかったです。

NOVIスタッフが愛情こめて作った作品です。

GW17.jpgグリーンウッドワークで作る作品はその人の個性が表れるし、木にも個性があります。
なので、同じ作品は2つと無いと思います。
また、生木を削りあげるので木の温かみややさしさがあり、見てるだけでも癒されます。☆

 

今回我々が研修した内容はナイフを使ってのスプーン作りを核としてグリーンウッドワークの初歩的な基礎を勉強しました。
ですが他にもいろいろな作品を作ることができます。
ここで、講師の井丸氏の作品をご紹介いたします。

GW18.jpg
前回ご紹介したポールレーズを使うことでいろいろな作品を作ることができます。

GW19.jpg

とてもキレイですね。形もいいし、木の模様をとてもキレイに生かしていますね。

 

GW20.jpgアイデアしだいでこんなデザインにすることもできます。
器に黒っぽい模様があると思いますが、生木を1~2年くらい置いておくと中に菌が入り込みこれが独特の模様となって表れるそうです。メロウ材といいます。
美しいですね。

GW21.jpg

こんな立派なイスも作ることができます。

グリーンウッドワークは見るだけじゃあまり伝わらないかもしれませんが、実際やってみると、とても奥深いものがあり、人それぞれその世界にのめり込むことができます。
一日中、無我夢中で木を削ってしまうんですよ。(笑)

魔力ですね。☆☆☆

それに、できた時の達成感がなんともいえません!!

上手下手は関係なしに道具の扱い方がわかれば、誰でもできると思います。

とても楽しいグリーンウッドワークをぜひ一度皆さんも体験してみては、いかがでしょうか?

ここで、一週間お世話になった井丸氏のブログをご紹介いたします。

「バジャーの夢」
http://greenwood.tea-nifty.com/dream/

とてもくわしくグリーンウッドワークの魅力やおもしろさを書いています。
興味のある方は、ご覧あれ!!

 

最後に・・・

井丸さん(棟梁???)、じゅんこママ、一週間お世話になりました。
アットホームに暖かく接していただきありがとうございました。
井丸さんの指導は、楽しく、また、わかりやすくグリーンウッドワークを学ぶことができました。
じゅんこママも、食事の用意や色々とご馳走していただきありがとうございました。
とてもおいしかったです。

本当にありがとうございました。

シュウヘイ

2008年12月14日

グリーンウッドワーク研修その伍

研修の最後の集大成ともいえるこの日がやってきました。
NOVIで今後取り入れるスプーン作りに再度挑戦です。
しかも、自分たちで作りあげたナイフで削っていきます。

期間は残りの2日間。
初日と比べると毎日ナイフを使い続けた成果があり、だいぶナイフの扱いにも慣れていました。
が・・・なかなかスムーズに進むことができません。

我々がふだん意識しないで何気なく使っているスプーン.。
いざ、作ってみると、口に入れたときのボウルの形、深さ、厚さ、もち手の形、持ちやすさ、そしてデザインとスプーンひとつにとても研究や工夫が必要なことに気づきました。
また、自分の頭の中で描いているスプーンを形にしていく難しさもありました。
ナイフという簡易的な道具をつかう場合、その人の技量がとても大切になってきます。

三人とも悪戦苦闘しながらも作り上げたスプーンを見てみると、3つとも形が違うんです!!
その人それぞれの個性がちゃんと出るんです。おもしろいでしょう?

それでは、完成したスプーンを前回作ったスプーンと一緒にご覧ください。

GW16.jpg

茶色のスプーンが、桜の生木で最初に作ったもの。
白いスプーンが、かえでの生木で今回作ったもの。

どうです?美しいでしょう???

我ながら見事な出来栄だと三人とも思っているはず・・・・。

シュウヘイ

 


2008年12月13日

グリーンウッドワーク研修その四

日一日があっという間に過ぎ去っていく研修も5日目になりました。
今日は改めてグリーンウッドワークで使われる道具の説明や紹介を受けました。

スプーン作りに使っていた材も最初は大きな丸太でした。
これをフローという道具を使い裂いていき、ある程度の角材にすることができます。

GW11.jpg

材を裂くことのできる独特の刃物、フロー。

GW12.jpg

こんな大きな丸太も電動工具を使わず、木の性質を知ることで簡易的な手道具フローとハンマーがあれば、簡単に裂くこともできます。

GW13.jpg

これは、ちょうなと呼ばれる刃物で、裂いた面を荒削りしています。
昔日本で使われていた道具で、ある程度面をキレイにすることができるし、なんといってもこのちょうなの爪痕が、とてもいい味を出すんですよ☆
今でもこのちょうなの爪痕が残っている柱がある家があるよと言っていました。

そして、これがポールレーズ!!(人力ろくろ)

 

GW14.jpg

グリーンウッドワークの代表道具の一つで、器を作ったりイスの足の部分に模様を作ったりすることができます。
真ん中で固定された材が、足踏みすることで回転し、回転させながらノミみたいな独特の刃物で削っていきます。

GW15.jpgポールレーズを使うことで、角材がこのような美しい姿に変わることができます。
いいリズムで足踏みをしながらも微細な手の動きが必要とされるので、とても高い技術力が必要だなと感じました。

この日もあっという間に一日が終わってしまいました。

シュウヘイ


2008年12月12日

グリーンウッドワークその参

研修3,4日目はスプーン作りに使ったカービングナイフとツーカカムを製作しました。
ナイフ作り?と思うかもしれませんが、この2つのナイフはなかなか身近に手に入れることができないナイフです。そしてナイフを自分で作ることでより刃物への理解を深めることができます。

刃物となる材は、どこにでも売っているヤスリです。
ヤスリは炭素含有量の多い高炭素鋼として昔からナイフなどに使われてきた鋼です。

作業工程を写真を交えお伝えしたかったのですが、夢中になりすぎて写真を撮るのを忘れてしまいました。スミマセン。

なのでポイントだけ!!

ポイントとなるのが、焼入れです。
みなさんも鍛冶屋のイメージをすると、鋼材を火の中に入れ、叩くのを想像しませんか?
高温の中に鋼材を入れることによって組成がかわり、よりかたくなります。
また、叩くことでかたくもなるし、目的の形にすることができます。
それを丁寧に研ぐことで刃物に生まれ変わっていきます。

刃物ができたら柄も作ります。
柄となる材も生木です。
生木を斧やナイフで自分好みに削りドリル(人力)で穴を開けできた刃物を差し込みます。
生木なのでまだ水分を含んでいて、乾燥すると水分が抜け収縮しこれで刃物が抜けなくなる仕組みです。

最後にナイフを入れるケースも作りました。

GW9.jpg

完成です。

GW10.jpg

切れ味の方は・・・・・・。
バツグンとまではいきませんでしたが、ちゃんと刃物として使えます☆☆☆

自分で刃物を作ることで、刃物の構造、砥ぎの重要性、柄の持ちやすさなど、いろんな視点から考えさせられました。

ちなみに日本の刃物には高炭素鋼に軟鉄を鍛接して複合構造(ラミネート)した刃物があります。
これは、日本の独壇場的な刃物であり、世界的に見ても非常に高い評価を受けているそうです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
スプーン作りの完成品はどうなったのか?とみなさん思っているかもしれませんが、後ほどご紹介いたします。

シュウヘイ

2008年12月11日

グリーンウッドワーク研修その弐

研修初日はナイフの扱いになれるためフックを作りました。

研修2日目はNOVIの中で核となるであろう、スプーン作りに挑戦しました。

このスプーン作りに設計図はありません。常に頭の中でイメージしながら作っていきます。
井丸氏の指導のもと、まず材となる木を自分で選び、斧とチョッピングブロックを使い荒削りしていきます。
この荒削りでだいたいのスプーンの形にします。

次に、2種類のナイフを使い削っていきます。
カービングナイフとツーカカムです。
カービングナイフは普通の刃物と一緒で刃が直線的になっています。これで、全体の形を削っていきます。
ツーカカムは独特の刃物で刃が曲がっています。これで、スプーンのボウルとなる部分を削っていきます。

GW6.jpg

手斧。

 

GW7.jpg

これが、チョッピングブロック(まな板)。

 

GW8.jpg

真ん中がカービングナイフ、右がツーカカム。
そして左がスプーン。(まだ途中)

初のスプーン作りに三人とも慣れない手つきでナイフを使い、また、自分の中のスプーンのイメージと実際の作業にギャップがあり、どういう風にスプーンになっていくのか?どこまで削ってよいのか?など困惑しながらも夢中になり、もくもくと朝から夕方まで削っていました。

シュウヘイ

 

 

 


 

2008年12月10日

グリーンウッドワーク研修

 お久しぶりです。 シュウヘイです。

みなさん、グリーンウッドワークってご存知ですか?

イギリス発祥の生木を使った木工のことで、独特の刃物や手道具を使い昔ながらのやり方で、スプーンや器、イスなどを作ることができます。
NOVIではこのグリーンウッドワークを取り入れようと考え、スタッフ3人で一週間の研修に行ってきました。
場所は神奈川県です。講師の井丸氏のご自宅に工房があり、そこで一週間お世話になってきました。

さっそく初日の内容をご紹介します。

まずは、道具の説明。
刃物にもカーヴィングナイフ、ツーカカム、ドローナイフ、フロー、などなど色々な道具があり、その使い方を教わりました。

GW1.jpg

講師の井丸氏。

GW2.jpg

カーヴィングナイフで木を削っています。
普通ナイフは自分より遠くに動かしますが、写真のように自分の方に向かって安全に削る使い方なども教わりました。 GW3.jpg実践中です。
ぎこちない手つきでナイフを使っています(笑)

次に木の枝を利用してフックを作りました。
材はカエデ。
GW4.jpg

木を選び頭の中でイメージをしながら削っていきます。
昼近くから三人ともぎこちない手つきで黙々と夕方まで削っていました。☆☆☆

そしてついに完成です。

GW5.jpgそうです。真ん中のそれらがそうです。・・・・・・・・フックです!!
「三人とも個性がありますね」とでも言っておきましょうか。

記念すべき第1作品。 どうぞみなさん笑ってください。
続きはまた明日。

シュウヘイ