野の花 あばら家荘日誌(その14) 越冬とんぼ
本日はとってもいい陽気でしたね。
暑いくらいで、あばら家荘主人はハダカになって
家の前をうろうろしていました(^^)
今年の夏は、夏らしい暑い日がほとんどなかったので、
ちょっとさみしかったのですが、ようやく日光浴ができました。
秋になってから日光浴というのも、ヘンですよねえ。
秋といえば、小春日和でありますが、今日は完璧・夏日でしたね。
さて、ハダカで家の前に出ておりましたら、細身のトンボが、なにやらたくさん
あばら家荘に集まってきて、軒下にとまっては、もぞもぞしているのがわかりました。
見ると、オツネントンボです。イトトンボのなかまです。越年蜻蛉、と書きます。
成虫のままで冬越しするトンボなので、"年を越す"トンボ
すなわち 越年(おつねん)とんぼ、です。
むかし、越冬つばめ、という唄があったような気がしますが、
いま、あばら家荘にはこの、越冬とんぼが、
いやにたくさんお越しになっていらしゃるのであります。
でもいったい、もぞもぞもぞもぞとナニをしているのだろうと思い、
しばらく見ていると、どうも冬越しの場所探しのようなんですね。
自分のお気に入りの「すきま」を、えらく丹念に物色しておられるのです。
オツネントンボの越冬場所は、
たとえば谷津田の物置とか木材置き場なんかが多いのですが、
秋の日和にうながされ、かくもたくさんのオツネントンボがここへ現れるということは、
要するに、あばら家荘が「物置」同様と認識されているということであり、
やっぱりねえ、と少しがっくりきました。
虫の越冬場所で、わたしたちも冬を越すのかよー。
とほほ。
でも、あばら家がトンボたちの群れに囲まれている、というのも、
まあ、考えようによれば、ひとつのゼイタクってやつなんですかねー。
軒下の隙間で寝てくださるだけのおとなしいトンボくんたちならば歓迎ですが、
にっくきカメムシやら便所こおろぎやらの常連陣も、本日は軍を増強して登場。
しかも、テントウムシの大群までもぞくぞくと飛来。
いったいなんじゃいな、この家は。
こんな感じで、屋根のしたの壁では、
テントウムシとトンボが越冬組み同士、なにやら語りあっておられました。
「なあ、この冬は、へんなニンゲンも一緒みたいだぜ。」
「やだねえ」
そんなことを、いっているのかも知れません。
はたして、あばら家荘主人とその奥方は、無事に彼らと一緒に冬越しできるのでせうか。
ああ、しんぱいしんぱい。
だぼ
