2009年5月14日

櫂(パドル)について

カヌーを操る為に欠かせない道具・・・それがパドルです。

舟とは違い、身体の一部の様なもの。漕ぎ手にとっても思い入れのあるもの。

今まで色々な素材や形状のパドルを使用してきましたが
やはりパドルは木製のものが一番。
握った時の暖かさ、水に入れた時のやわらかさ、そして木目の美しさ。

カヌーの本来の道具としての意味では、やはりパドルは木なのです。



私が愛用しているパドルはインディアンカヌークラフトの松原氏に作って貰ったものです。

ビルダーの想い、そしてアイヌ文様の木彫り師・高野さんの想いがパドルに
込められています。

パドル1.jpgグリップは、両面ともカムイチプ、神の魚、鮭。
本当の食べ物の象徴でもあり、命への感謝を表します。

ブレード付け根の十字の文様はキムンカムイで山の神、羆。

裏面は、コタンコロカムイ、村を司る神、シマフクロウ。

アイヌ文様には自然に対する感謝と畏敬の念が込められています。

カヌーのルーツであるインディアンもパドルには同じ様に文様を施していました。

パドル2.jpg
松原さんのブログより抜粋~


かつて、舟の櫂も日常の必需品だった時代がある。

もちろん、アイヌの櫂にも彫刻は施されていた。

パドルとは、漕ぎ手の体の一部となる、手の延長である。

パドルとは言い換えれば、体そのものである。

アイヌ文様は、その一つひとつに、想いが込められる。

その文様は、使い、身にまとうものの本来持つ力を増幅させ、

様々な自然にある災いから、身を守ってくれる力を授けてくれる。

それはまた、守られねばならぬほど、人間とは本来とても弱く、

対して自然は、厳しく強い無二の存在であると教えてくれている。

アイヌの民は、それをちゃんと知っていたから、文様を纏い、

自然と対峙していたのである。

そこには、畏敬の念はあっても人間の奢りは存在しない。

インディアンカヌークラフト


以前、松原さんの所に遊びに行った時、カヌーガイドとして大切なことに気付きました。
カヌーに乗るだけではなく、古の民が生活の一部としていたカヌーとパドルの意味・・・
カヌーを愛する者として、これからもしっかり伝えていきたいと思います。


by にわっち

コメント

はじめて松原さんのパドルを使ったときに、文字通り手にしっくり来たことを今でも覚えています。
水を押しのけるというよりも、水にすっとなじむような感触です。

ウッド&キャンバスとあわせると極上のカヌーイングが楽しめます。
次は艇ですね。

ウッド&キャンバスカヌーとこのパドルを組み合わせると、極上のカヌーイングですね☆美しいでしょうねぇ・・・。

そちらでは松澤君が作り始めているとの事、完成したら乗りに行きます!いつか私もウッド&キャンバスを作りたいです。

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