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石窯の熱源は、薪です。ただし、その炎を調理に使うことはありません。
炉の内部に組まれた煉瓦(れんが)の「輻射熱(ふくしゃねつ)」を利用するためです。
窯の温度は、その日その日の天候や気温によって「表情」を変えていきます。
炎とじっくり向かいあい、その色味や音、動きを、五感でもって感じとる。
次第に蓄熱していく炉の様子、その変化を、しっかりと見届ける。
そこには、明らかにいつもとはちがった時間が流れています。
石窯との一日は、こうして人が炉の炎と「対話」することからはじまるのです。