真っ白な世界の冬の森には、色々なものが目立ちます。
HPの「冬の楽しみ」でもご紹介しているドライフラワーもその一つです。
今日は比較的見つけやすく分かりやすい「オオウバユリ」をご紹介します。
冬の森で見つけたオオウバユリ
オオウバユリ :ユリ科ウバユリ属の多年草、漢字では大姥百合。
花期は7~8月で、奥入瀬渓流や蔦の森でよく見かけます。
名前の由来は、花の咲く時期には葉が枯れているのを,葉(歯)がもう無い,すなわち娘が成人して花の十八になるころには,女児の世話をする乳母は,もう の抜けた姥(うば)になるのに例えてこの名が付いたと言われています。
でも花の咲いている時期にも葉は結構残っていますけどね(^^)
鱗茎はデンプン質を多く含み、食用に利用されます。アイヌの人々は「トゥレップ」と呼び、テンプンを採取して保存食にしていました。トゥレップをはアイヌ語で「溶けさせるもの」という意味です。
という所は結構一般的なんです。今日はここに自然の造形とタネを飛ばす為の工夫をご紹介☆
上の写真、網みたいに複雑に絡まっている繊維状のものがあります。
実はこの網と房の様なものの中にタネが入っていました。そのままタネの保蔵庫から落ちるだけでは、移動出来ない植物にとって、遠くに子孫を飛ばす「種子散布」はイマイチ。
そこでオオウバユリは、特殊な構造でタネを遠くに飛ばす術を身に付けたのです。
網の構造でタネが横から落ちるのを防ぎ、なおかつタネの保蔵庫の下の方に風の通る入り口を作り、上昇気流が発生する仕組みを作ったのでした。
タネが出来てから、風が強い日に観察すると少し上方へプワーっとタネが舞う事があります!
また、動物などが本体に触れてタネが飛ぶ時にも、より高い所から飛ぶ様になっています。
タネ自身も飛ぶ時にはプロペラの用に回転しながら遠くまで移動します。
そうした工夫と戦略の元、オオウバユリはタネを遠くに飛ばす事が出来る様になりました。
すごい!
冬の森はひとつの対象に集中がいくので、こういった事もマジマジと観察出来るんですよね。
もし、運が良くタネが残っているオオウバユリを見つけたら実験してみると良いでしょう!
思わず「ほ~」とか「へ~」とか感嘆の言葉が出ちゃいますよ。
by にわっち
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