

雪の森は、そこに生きる動物たちの「日記帳」のようなもの。
まるでスタンプのようにたくさんつけられたあしあとから、
「その時」のようすを推察し、想像してみる──それがアニマル・トラッキング。
歩いたあと。走ったあと。休んだあと。追いかけたあと。逃げたあと。……
森でひっそりと暮らしているけものたちは、日中あまり姿を見せないだけなのです。
もちろん「あしあと」探索に興じていれば、実物に出逢えるチャンスも出てきます。
かたやウオッチングしやすいのは野鳥たち。葉のない季節は発見の機会も増えます。
それだけではありません。雪の上では、昆虫たちも元気に動きまわっています。
一見したところ、ひっそりとした雪の森。実は多くの生命(いのち)に満ちているのです。